僕は水商売ピアノプレーヤーとして5年以上働いていたのですが、実際の仕事で弾く曲と自分の弾きたい曲が違う点によく悩んでいました。
演奏で重要なのは お客さんの聞きたい曲が弾けるかどうか!なんですよね〜
ただ 弾いている側は 完成度の高い得意な曲を弾きたいわけです。
とはいえ 多少下手でもリクエスト(お客さんが聴きたい曲)に対応できれば そちらの方が断然 喜ばれます。
そんな訳で本記事では、レパートリーを増やすという視点からポピュラーピアノ練習法についてまとめました。
【ポピュラーピアノ練習法】メロディー譜がおすすめ
ポピュラーピアノでは 耳コピーが 最も効果的と昔から言われています。
ただ 難易度が高めなこともあり初心者の方には あまりおすすめはできません。
そんなわけで 多くのポピュラーピアノスクールが採用しているのが メロディー譜 (メロディーとコードのみが記されている譜面)を使った演奏です。
市販のピアノ楽譜で練習していたらレパートリーは永遠に増えない
僕自身、最初は市販の譜面通りに弾いてレパートリーを増やしていました。
最初、仕事を始めるときはレパートリー50曲ぐらいだったと思うのですが、ただ50曲ぐらいだと毎日同じ曲ばかり弾くことになります。
それに、ちょっとしたレストランの演奏でもリクエストって結構来るんですよ、、
でも知らない曲ばかりで断ってばかりいました、、ホント毎日凹んでましたね、、
よく、上手い下手で演奏は評価されますが リクエストに対応できないっというのは下手って言われるレベルにも達していないっということです。
市販のピアノの譜面だと初見(初めて見て演奏すること)は余程の演奏スキルがないと難しいので、結局自宅で練習するのです。
結果、、レパートリーは増えないっというジレンマに陥ってしまいます。
そこで メロディー譜を見て弾く練習法に少しずつシフトしていきました。
メロディー譜を使用する最大のメリット
メロディー譜を使用するメリットを一言で言うと簡単にレパートリーが増やせるからです。
メロディー譜は、メロディーとコードネームのみが記されている譜面なので 本一冊で少なくとも300曲 多い本だと1000曲はカバー出来ます。
メロディー譜を使用するメリットは
- 情報がメロディーとコードネームだけなので見やすく また定番の曲が網羅されている。
- メロディーに集中できるので慣れると初見(初めて見て練習しないで弾く)で演奏できる。
- アレンジ能力が自然と身につく
っといった感じでしょうか
ただ 慣れないうちは ピアノ譜での練習と併用して進める方がストレスなく楽しめます。
おすすめの定番メロディー譜
1982年の発売以来、30年以上にわたるロングセラーの、ど定番メロディー譜です。
ヒット曲が400曲以上収められているので人前で演奏する方にとても重宝します。
【ポピュラーピアノ練習法】簡単にレパートリーを増やす3つの方法
ではメロディー譜を使って実際にレパートリーを増やす方法を3つ上げていこうと思います。
1 まずは右手でメロディーを綺麗に弾こう
上手い下手の最大のポイントはきちんとメロディーが弾けるかどうかにかかっています。
聞いている人は素人です、、プロなら他の判断材料も増えますが、、実際の仕事ではメロディーをミスると致命的です。
感情を入れて自分なりに右手に全神経を集中させるわけです。
感情を入れるといってもテンポが早くなったり遅くなったりしてしまわないよう
そして音の強弱より音色で変化させることがポイントです。
2 左手でコードを弾いてみよう
メロディーが綺麗に弾けたら次は左手で伴奏をつけてみましょう。
伴奏といっても最初は基本コードのベタ弾きでも十分です。
基本コードのベタ弾きとはCコードなら左手はドミソっと弾きコードが変わるまでそのままでいいわけです。
そして、もし慣れて来たらCコードが出て来たらドミソ以外の選択肢を考えてみるようにすればいい訳です。
例えば下から順番にレミソと弾いたり、ミラレっと弾いたり、、
とは言え、結局ドミソのままがシンプルで良かったということも多々ありますので、あまり深く考えないでいいと思います。
ちなみに、YouTubeでも動画配信していますので 参考にしてみてくださいね。
3 左手でリズムを作成してみよう
正直、前記の 1と2だけでも十分だと思うのですが左手でリズムを作るとバリエーションが増えます。
では順に作っていきましょう
まずはベース音を弾いてからコードを弾いてみる
Cコードの場合だとベース音(ド)を弾いて、次にドミソと弾くっという感じです
アルペジオ(分散和音)で弾いてみる
Cコードの場合だとドミソを同時に弾かず、一音ずつ順番に弾いてみるということです。
つまり最初はド、次にミ、次にソっと弾くことになります。
ただ、、できれば順番は変えましょう。
ドを弾いたらミを飛ばしてソを弾きましょう、、そして最後にミを弾きます。
一個飛ばしに弾く訳です(そうすることによって音域が広がり立体感が生まれます)
ココがポイント
このド、ソ、ミの順番で弾くのがポピュラーピアノの超定番です。
初心者講座第2回
まとめ
以上、簡単にポピュラーピアノのレパートリーを増やすという視点に絞って、3つの練習法をあげてみました。
派手なテクニックを使わなくても、ポピュラーピアノの場合は初心者でも十分魅力ある演奏ができると思っています。
音楽は「リズム・メロディー・ハーモニー」の三要素で決まると言われていますが、上手な人の演奏からはメロディーだけで、この三要素を感じることができます。
歌の上手い人は豪華なアレンジに頼らなくても、アカペラでもやっぱり上手いですよね、、
なのでポピュラーピアノはとってもおすすめです。
あとがき
レパートリーを増やすという観点からの練習法となればメロディー譜は必須なのですが、、
とはいえ、、難しい〜っと思われる方は無理せず 好きな方法でピアノに取り組むのもアリだと思ってます。
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