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【カノン進行の基本と応用】今風のコード進行に変化させる2つの方法

2019年8月3日

 

ヒット曲で最もよく使われている定番コード進行の一つ カノン進行

数百年の歴史を経ても 今だに親しまれ 特に日本人に好まれるコード進行と言われています。

 

そんなカノン進行ですが 現在は 基本形のまま使われることは少なく様々な変化を加えて使用されています。

「定番すぎて使いたくない〜」っと思われている方もお好みのコード進行にアレンジして楽しんでみてはいかがでしょう。

 

カノン進行の基本形

まず 基本形のマスターっということで、わかりやすくハ長調(Cのキー)にして書きました。

カノン進行は、

C → G → Am → Em → F → C → F → G

というコード進行になります。

セブンスコードやテンションノートは使用しないのが一般的です。

 

 

ド シ ラ ソ ファ ミ ファ ソ っという ベースラインを使ったり

ミ レ ド シ ラ ソ ラ シ っという順次進行をトップノートカウンターラインに使うのがよくある手法です。

 

 

カノン進行の応用(二つの方法)

カノン進行はコード進行がとても印象的 なので 変化させると不自然になるリスクがあります。

とはいえ 色々試してみると楽しいので参考にしてみてくださいね。

1. 7thコードやテンションを使用する

一つ目は、7thコードやテンションノートを追加してみる方法です。

 

ココに注意

Gコードを7thにすると和声感(終止感)が強く出て古典っぽくなります。

ポピュラー音楽で使用する場合は ドミナントのコードは特に注意が必要です。

 

ちなみに今回は例としてGコードは7thにせず、三和音のままにしています。

比較的無難にノートを追加してみました(F13はDm7と同じコードです)

 

C → G → Am7 → Em7 → F → C9 → F13 → G

 

どうでしょう、、立体感が出て少しオシャレ感が出たのではないでしょか、、

あくまで参考例なので、是非、いろいろ試していただければと思います。

 

 

2.  借用和音に変えてみる

では7thコードやテンションを使用した

C → G → Am7 → Em7 → F → C9 → F13 → G

を次は借用和音を使って変化させてみますね

 

(例1 ) Am7の前のGをEに変えてみる

 

C → E → Am7 → Em7 → F → C9 → F13 → G

 

マイナー独特の切ない雰囲気になります。

 

劇的な感じ強めたいときはEよりもE7やBdimなどを使う方がいいかもしれません。

ただ、、複雑にすればするほどカノン進行の美しい流れから遠ざかるというデメリットもあります。

なのでバランスを考えて変化させたいですね。

 

 

(例2) さらに、Fの前のEmをGm7に変えてみると

 

C → E → Am7 → Gm7 → F → C9 → F13 → G

 

さらに切ない雰囲気が増しますね。

通常の借用和音ですとGm7よりもC7が普通なのですが、切なさの統一感っということで、今回はGm7を使ってみました。

 

 

カノン進行〜応用編の使い方〜

ここでは カノン進行を変化させる際のよくある手法と注意点をまとめました。

応用編はスパイス

借用和音はサウンド的にかなり特徴があります。

「あつ、、来た!」って感じですよね、、不自然にならないよう、あくまでスパイス的に使えるといいですね。

 

ドミナント7thは 基本3和音で!

ドミナント7thを使うと終止感が強くなりクラシック(古典)っぽくなります。

ポピュラーでは あえてドミナントは7thを使わないで、三和音のまま使用することが多いです。

 

ただ、、落ちサビなどの切ない感は、短調系の借用和音も効果的です。

そして 大サビのキメ箇所は、多少凝ったコード進行でも不自然に感じることなくハマります。

 

 

まとめ

以上、カノン進行についてまとめました。

例えば 1番でシンプルに使い、2番ではベースやカウンターラインを使い、落ちサビで7thコード、大サビで借用和音を使ったりと変化させてみるといいかもしれませんね。

 

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